2017年5月15日月曜日

モンガラカワハギ

ファンダイブの時にAkiraが撮った写真をもらいました。


モンガラカワハギです。
よく見ると、ヒョウ柄のような複雑な模様していますね!


モンガラカワハギは、普通種です。珍しくはありません。

しかし。

この子、実はちょっと珍しい行動の真っ最中。


水底に、黄色のスポンジ状のものが確認できます。
これは、実は卵なのです。


キヘリモンガラやゴマモンガラも、似た生態で、同じように卵を保育します。
キヘリやゴマはかなり狂暴になりますが、モンガラカワハギは気弱。
こちらを攻撃してくるどころか、ビビッて離れてしまうことも。


それでも、子供たちのために外敵から守り、新鮮なお水を送り、
一生懸命にお世話をしています。





産卵床に卵を産み付ける魚の多くは、オスがお世話をします。

メスは、次の卵を作るべく、ご飯を食べて栄養をとらなければならず
卵のお世話におわれ、ご飯にありつけないと非常に不都合なのです。


しかし、モンガラカワハギの仲間は、メスがお世話をするとのこと。




なんとなんと、
朝に産んだ卵は夕方には孵化してしまうというのです!

なので、次の卵をつくるために特に影響はないのですね。




朝産み、夕方には孵化。

と、いうことは卵の世話をしているモンガラカワハギに出会えることは
他の魚に比べて、そうそうあるものではないのでしょうね。


ラッキー。






卵を守る、ママ。

そういう気持ちで見ると・・・


とても優しい目をしているように見えますね。

母の愛は強し。




一か所に、とどまっているモンガラカワハギを見かけたら
水底に、卵があるかもしれません。


パラオは水温が年中高いので、年中産卵期。
チャンスも多いです。

チェックしてみましょう♪



Nozomi

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