11月25日(日)早朝
①シャークシティ
②シャークシティ
③ブルーコーナー
今日は満月3日前、バラフエアタックです。
何万匹という数のバラフエダイが大集結し一斉に放精放卵する大イベントです。
シャークシティがバラフエダイで埋め尽くされリーフが見えなくなるほどの群れです。
生命の神秘を目の前で感じることができるすごく貴重で感動的なイベントです。
けして言い過ぎでは無いと思います。
タイミングよくパラオに来ることができた方は一見の価値ありですよ。
流れもあり水深も深めなのでハードめなダイビングですが・・・
そんなバラフエアタック。
今日も早朝から見に行ってきました。
1本目、エントリーした瞬間から一面にバラフエダイ。
すでに産卵も行われています。
(正確には「放精放卵」という言葉が正しいと思いますが分かりづらいので「産卵」で・・・)
興奮して体色の変わった個体が群れの中を駆け巡り、その個体に他の個体も追随します。
他の個体の多くも興奮してます。
そして興奮個体が水面近くにぐるぐると弧を描くように上昇。
追随していた個体も同様に上昇していきます。
そしてある程度上昇した後オスが精子を、メスが卵を放出します。
放出されたそれらは受精卵となって大潮の下げ潮によって広範囲にばら撒かれる・・・
といった感じです。
満月前というのも下げ潮時というのも納得です。
そして少しでも他の魚に卵を捕食されないためにも薄暗い早朝に行われるのだと思われます。
他の魚でも多くの場合、産卵は薄暗い早朝、夕方、日没後に行われています。
しかし残念ながらそこは弱肉強食の世界。
すぐにマダラタルミやクマササハナムロに食べられていました。
どのくらいの割合で成魚までなれるんですかね。。。
1本目で十分見ることができたのですが、
2本目はあえて「群れ」メインで再度シャークシティ。
予想通り産卵は終わっていましたが1本目より巨大な群れを見ることができました。
そして最も感動したのが4万匹はいそうなバラフエリバー。
前方見えないところから後方見えないところまでひたすら続くバラフエダイの川のような大移動。
ものすごい光景でした。
3本目はブルーコーナー
あれだけのバラフエダイがシャークシティに集合しているということは・・・
ブルーコーナーでは今日は見れない・・・?
実は普通にいるんです。
もしかしたらいつもより少ないのかもしれませんが、
やっぱり、普通にいました。
魚には成熟年齢、成熟体長というものがあるんです。
他の生物にもありますが。
論文を探してみるとグレートバリアリーフでの研究結果を見つけたので紹介してみます。
メスの成熟体長は平均428mm、成熟年齢は平均9.39歳。
オスは平均300mm、1.46歳。
体長はほぼ同じだったのでもしかしたら産卵に参加していなかった個体はまだ生殖能力のない若い個体だったのかもしれません。
実際に調べてみたら面白そうです。
ちなみにバラフエダイ、最高齢55歳の個体もいたそうです。
もうすぐ還暦。。。
最高齢なので平均的な寿命とは違うと思いますが。
すごいですよね。
もちろんパラオで同じような結果になるとは限りません。
水温、季節性、生態系の違いによって全然変わってくるので。
そういえば全然撮ってなかったのでひどい写真ですが一応載せておきます。
すいません、長くなってしまいました。
そんな感じの早朝でした。
ありがとうございました。
Akira
一応、調べた論文です。
要約部分しか読まなかったのでもしかしたら間違いがあるかもしれません。
Age-specific demographic parameters, and their implications for management of the red bass, Lutjanusbohar (Forsskal 1775): A large, long-lived reef fish
①シャークシティ
②シャークシティ
③ブルーコーナー
今日は満月3日前、バラフエアタックです。
何万匹という数のバラフエダイが大集結し一斉に放精放卵する大イベントです。
シャークシティがバラフエダイで埋め尽くされリーフが見えなくなるほどの群れです。
生命の神秘を目の前で感じることができるすごく貴重で感動的なイベントです。
けして言い過ぎでは無いと思います。
タイミングよくパラオに来ることができた方は一見の価値ありですよ。
流れもあり水深も深めなのでハードめなダイビングですが・・・
そんなバラフエアタック。
今日も早朝から見に行ってきました。
1本目、エントリーした瞬間から一面にバラフエダイ。
すでに産卵も行われています。
(正確には「放精放卵」という言葉が正しいと思いますが分かりづらいので「産卵」で・・・)
興奮して体色の変わった個体が群れの中を駆け巡り、その個体に他の個体も追随します。
他の個体の多くも興奮してます。
そして興奮個体が水面近くにぐるぐると弧を描くように上昇。
追随していた個体も同様に上昇していきます。
そしてある程度上昇した後オスが精子を、メスが卵を放出します。
放出されたそれらは受精卵となって大潮の下げ潮によって広範囲にばら撒かれる・・・
といった感じです。
満月前というのも下げ潮時というのも納得です。
そして少しでも他の魚に卵を捕食されないためにも薄暗い早朝に行われるのだと思われます。
他の魚でも多くの場合、産卵は薄暗い早朝、夕方、日没後に行われています。
しかし残念ながらそこは弱肉強食の世界。
すぐにマダラタルミやクマササハナムロに食べられていました。
どのくらいの割合で成魚までなれるんですかね。。。
1本目で十分見ることができたのですが、
2本目はあえて「群れ」メインで再度シャークシティ。
予想通り産卵は終わっていましたが1本目より巨大な群れを見ることができました。
そして最も感動したのが4万匹はいそうなバラフエリバー。
前方見えないところから後方見えないところまでひたすら続くバラフエダイの川のような大移動。
ものすごい光景でした。
3本目はブルーコーナー
あれだけのバラフエダイがシャークシティに集合しているということは・・・
ブルーコーナーでは今日は見れない・・・?
実は普通にいるんです。
もしかしたらいつもより少ないのかもしれませんが、
やっぱり、普通にいました。
魚には成熟年齢、成熟体長というものがあるんです。
他の生物にもありますが。
論文を探してみるとグレートバリアリーフでの研究結果を見つけたので紹介してみます。
メスの成熟体長は平均428mm、成熟年齢は平均9.39歳。
オスは平均300mm、1.46歳。
体長はほぼ同じだったのでもしかしたら産卵に参加していなかった個体はまだ生殖能力のない若い個体だったのかもしれません。
実際に調べてみたら面白そうです。
ちなみにバラフエダイ、最高齢55歳の個体もいたそうです。
もうすぐ還暦。。。
最高齢なので平均的な寿命とは違うと思いますが。
すごいですよね。
もちろんパラオで同じような結果になるとは限りません。
水温、季節性、生態系の違いによって全然変わってくるので。
そういえば全然撮ってなかったのでひどい写真ですが一応載せておきます。
すいません、長くなってしまいました。
そんな感じの早朝でした。
ありがとうございました。
Akira
一応、調べた論文です。
要約部分しか読まなかったのでもしかしたら間違いがあるかもしれません。
Age-specific demographic parameters, and their implications for management of the red bass, Lutjanusbohar (Forsskal 1775): A large, long-lived reef fish
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