パラオに戻って、ボートでダイビングへ出かけたら
ボートのスピードにびっくり!
「わぁーーーー速いーーーー!!ひぇーーーー!」
お客さんか!という顔で苦笑いするNaoちゃん。
なかなかの波の中、ダイジョーブ!!と、
嫌がりもせず操船するオペレーターの技術の高さ。
「わぁーーーーすっごいなーーーー!」
パラオ、やっぱりすごいな。
いつもありがとう。
改めて、恵まれた環境の中で働かせてもらっているのを感じています。
実は
ちょっと波が高くてビビっていたのは内緒です。
さて。
まだ台風1号の影響で海況がおもわしくないパラオ。
そんなときに潜ることが多いガルメアウスビーチ。
パラオ復帰後、3日の中で2日訪れました。
普段は、体験ダイビングや講習などで訪れることが多いのですが
島に囲まれているおかげで、割合穏やかなことが多い場所です。
変なのがひょっこり出てくるこのビーチ。
一部のファンダイバーの中でひそかに人気だったりします。
尾で、くるくりん。と巻き付いているのは
タツノハトコだか、タツノイトコだか、そのお仲間。
背びれの基底部が盛り上がっているかいないか
など、区別方法はいくつか言われていますが
精密に言うと、採取して調べないと、どちらかは分かりにくいのだそうです。
ガルメアウスビーチにいるのは大体こんな黒っぽい子です。
ものすごーく小さな糸くずみたいなサイズが多いのですが
この子は結構大きかった。
とはいっても、小さいですけどね(*´з`)
メスが、オスのお腹の中(育児嚢といわれる)に卵を産み付け
オスが、孵化まで保育します。
お腹パンパンの、臨月のお腹の子を見かけたら
ママさんではなく、パパさんです。
運が良ければ、お腹パンパンのお父さんの育児嚢の隙間から
目のできた卵が見られたりするかも?
見たい!
オスのお腹から、極小の赤ちゃんが
ピピピピピピ!!っと、飛び出してくるわけです!
これも、見たい・・・!!
絶対かわいい!!
妄想は膨らみます(笑)
サンゴゾ-ンには、スズメダイもたくさん。
この子は、ブルースポットダムゼルの幼魚。
この手のスズメダイの幼魚は多いのですが、ブルースポットダムゼルは
ブルーのラインが3本。
2本の別種のスズメダイもいますのでご注意を。
もーーー!どうして幼魚ってこんなに可愛いのかしら!
キュンキュンしちゃう!!
黄色と水色、パラオカラーです。
大人になると、図鑑で見るとただの黒っぽい茶色。
尾びれの付け根に、水色の点が残ります。
しかし、パラオのブルースポットダムゼルは成魚になっても
色のくすみが少なく黄色っぽい個体が多いです。
↓大人の階段のぼっている最中の個体。
パラオの子たちは、鮮やかさを残したまま。
幼魚の可愛さももちろんですが、他とは違う成長っぷりも必見です。
砂地では、定番のギンガハゼがたくさん!!
ちびちびサイズ
ロンリーお一人様
ペア
選び放題なくらい、いっぱいいます。
黄化個体が注目されがちですがリピーターさんの中では
実は、白黒バージョンが好き。という方が多かったりもします。
ペアで巣穴から出ている場合、
種類によって、オスとメスが交互に出てきたりしますが
警戒すると、オスが真っ先に引っ込む!メスが威嚇!!
ここのハゼは特にそういうパターンがほとんどです。
笑うほど、オスが先に引っ込みます。
メスは、肝っ玉母ちゃん、という感じでガウガウ威嚇してきます。
オスは・・・ビビりなのか?家を守っているのか??
右のお腹がぽんぽこりんなのが、卵をもつメスです。
オスもちょっと引き気味なくらいの威嚇っぷりです(笑)
知っていました??
威嚇をすると、あご周辺が鮮やかなオレンジ色になるのです。
怒っているところ申し訳ありませんが、なかなかきれいです!
オスが引っ込んだ後も、ガウガウ出てきます!さすがです。
卵のために栄養が必要で、ご飯のために出ているのかな?
どうなんでしょうか。
オスだけでなく、エビも尻に敷いている
いや、お腹に敷いている?
と、いうより、乗っかっている(笑)、肝っ玉母ちゃんでした。
波の中、ゲロンどまり。
今日はどこまでいけるかな?
早く海況良くなりますように!!
Nozomi
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